壁紙の端が少しめくれたり、継ぎ目が浮いてきたり…「このくらいの剥がれなら、自分で簡単に直せないかな?」と考える方は多いのではないでしょうか。
業者に依頼すると費用もかかるし、大きな工事はしたくないという気持ちはよくわかります。
こんにちは!東京都内で賃貸物件の管理やリフォームを行っているリノライクです。
私たちは日頃から、壁紙の剥がれに関する多くのご相談をいただいております。
その多くが「自分で直したいけど、どうすればいいかわからない」という内容です。
この記事では、「壁紙の剥がれを自分で補修したい」考えているあなたのために、壁紙の剥がれを自分で直す方法をわかりやすく解説します。
- 剥がれの原因
- おすすめの補修キット
- のりを使った簡単な補修方法
そして賃貸住宅で補修する際の注意点まで、私たちが専門家として持つ知識をすべてご紹介します。
この記事を参考にして、DIYで壁紙のトラブルを解決し、きれいな部屋を取り戻しましょう。
壁紙の剥がれの原因を知る
壁紙の剥がれを自分で補修する前に、まずその原因を理解することが重要です。
原因に合った補修方法を選ぶことで、よりきれいで長持ちする仕上がりになります。
経年劣化
壁紙の寿命は一般的に10~15年程度と言われています。
長年使用していると、接着剤の効果が薄れて剥がれやすくなります。
特に太陽光が当たる場所や、湿度の高い場所では劣化が早まる傾向があります。

湿気や結露
キッチンや洗面所、窓の近くなど、湿気の多い場所では壁紙の剥がれが起こりやすくなります。
結露や湿気が壁紙ののりを弱めます。
剥がれの原因になります。
カビが発生している場合は、カビ取りと乾燥の処理が別途必要です。
外部からの衝撃やペットの傷
家具をぶつけたり、ペットが爪で引っ掻いたりすることで、壁紙が破れたり剥がれたりすることもあります。
特にペットがいるご家庭では、壁紙の傷や剥がれは日常的な問題となりがちです。
自分でできる壁紙の補修方法
壁紙の剥がれを自分で補修する方法は、剥がれの程度によって様々です。
ここでは、簡単なケースから少し難しいケースまで、いくつかの補修方法を紹介します。
軽度の剥がれや浮きの補修
端が少しめくれたり、継ぎ目が浮いたりしている程度であれば、のりやボンドを使って簡単に直すことができます。
用意する道具
- 壁紙用のりまたは木工用ボンド
- ヘラまたは定規
- 乾いた布や雑巾
- ローラー
補修の手順
- 準備: 剥がれている部分の壁の汚れをきれいに掃除します。
- のりを塗る: 剥がれた壁紙の裏側に、のりを少しずつハケなどで薄く塗ります。
- 貼り付け: 壁紙を元の箇所に戻し、ヘラやローラーでしっかりと圧着させます。
- 拭き取り: はみ出したのりは、濡れた布で丁寧に拭き取ります。
壁紙の破れの補修
壁紙が破れてしまった場合は、上から新しい壁紙を貼る「重ね貼り」という方法がおすすめです。
用意する道具
- 新しい壁紙(同じ柄や色)
- カッター
- 定規
- のり
- スムースヘラ
補修の手順
- 準備: 破れた箇所の壁紙を、四角くきれいにカットします。
- 新しい壁紙の準備: 新しい壁紙を、カットした部分より少し大きめにカットします。
- 重ね貼り: 新しい壁紙を、破れた部分に重ねて貼り、カッターで元の壁紙と新しい壁紙を同時にカットします。
- 圧着: 余分な壁紙を剥がし、ローラーで圧着させます。
壁紙補修キットの利用
初心者の方には、必要な道具がすべて揃った壁紙補修キットの購入がおすすめです。ホームセンターやネットでも手軽に手に入ります。
賃貸住宅での壁紙補修の注意点
賃貸住宅の場合、退去時の原状回復義務があるため、補修の際には特に注意が必要です。
補修する前に管理会社に確認
どんな小さな剥がれでも、自分で補修する前に必ず管理会社や大家さんに相談しましょう。
補修方法によっては、かえってトラブルの原因になることがあります。
賃貸におすすめの補修材
賃貸住宅での補修には、きれいに剥がせるマスキングテープや、シールタイプの壁紙がおすすめです。
これらは原状回復がしやすく、退去時のトラブルを防ぐことができます。
業者に依頼するケースとその費用
DIYでの補修が難しい、または広範囲にわたる剥がれの場合は、プロの業者に依頼することを検討しましょう。
業者に依頼すべきケース
- 広範囲にわたる剥がれ
- 壁紙の下地から剥がれてしまっている場合
- カビが発生している場合
- 雨漏りが原因の可能性がある場合
- 自分で補修して失敗するリスクを避けたい場合
費用の目安と流れ
壁紙の補修費用は、剥がれの範囲や原因によって異なります。
軽度の補修であれば数千円から、張り替えが必要な場合は、部屋の広さによって変動します。
壁紙の種類と補修時のポイント
壁紙の素材や種類によって、補修のポイントも異なります。
ビニールクロス
現在最も多く使用されている壁紙で、丈夫で汚れに強く、補修も比較的簡単です。
ビニールクロスとは?リフォームで失敗しない選び方とメンテナンス方法を徹底解説
紙壁紙
紙でできた壁紙で、繊細な仕上がりが特徴ですが、水に弱く補修が難しいです。
織物壁紙
布でできた壁紙で、高級感がありますが、こちらも補修が難しいです。
その他の壁紙
木やタイルを模したクッションシートや、タイル、木材など、様々な素材の壁があります。
補修方法は素材によって異なるため、専門の業者に相談することが安心です。
補修後のメンテナンスと予防策
補修が完了したら、同じような剥がれが発生しないよう、日頃から適切なメンテナンスを行うことが大切です。
湿度管理
部屋の湿度を適切に保つことが、壁紙の剥がれやカビの予防につながります。
特に梅雨時や冬の結露時には、こまめな換気や除湿機の使用をおすすめします。
定期的な掃除
壁紙に付着したホコリや汚れも、のりの劣化を早める原因になります。
掃除機でホコリを吸ったり、乾いた布で拭いたりして、定期的に掃除を行うようにしましょう。
壁紙補修はDIYでも可能!難しい場合はプロに依頼
壁紙の剥がれは、軽度なものであれば自分で簡単に補修することが可能です。
この記事で紹介した補修キットや方法を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
しかし、広範囲な剥がれや、下地にカビが発生している場合など、自分での対処が難しいと感じる場合は、無理をせずプロの業者に依頼することも良い選択肢です。
私たちは、東京都内で賃貸物件の管理やリフォームを行っている専門会社です。
壁紙の補修や張り替えに関するお悩み、費用のご相談など、どんなことでもお問い合わせください。
お客様の状況をしっかり確認し、最適な方法をご提案させていただきます。
無料でご相談・お見積もりも承っておりますので、まずは気軽にご連絡ください。
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