賃貸でもOK!DIYでできる防音壁の作り方とおすすめ資材

DIYで防音壁を設置する女性のイラスト リフォーム

東京都府中市周辺でマンションやアパートにお住まいの皆さま、こんにちは。リノライクです。

私たちは、長年にわたり東京都内の賃貸物件の管理やリフォームを手掛けてきました。

その経験から、多くの居住者様が抱える「壁から聞こえる音」の悩みに向き合ってきました。

  • 「隣の部屋の話し声が気になる…」
  • 「夜中にテレビの音が聞こえて眠れない…」

そんな騒音の悩みを、簡単にDIYで解決できることをご存知でしょうか。

今回の記事では、

  • 賃貸でもOKな防音壁の作り方
  • おすすめの資材

を詳しく解説します。

専門知識がない方でもできる方法を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

壁の騒音対策に必要な「吸音」と「遮音」

防音対策を行う際、「吸音」と「遮音」の違いを理解することが重要です。

吸音とは?

吸音とは、音を吸収して反響を抑える機能です。

吸音材は、多孔質素材でできています。

音のエネルギーを熱に変換することで音を小さくします。

主に部屋の中で発生する音(テレビ、楽器、話し声)が外部に漏れにくくなります。

音を吸収する吸音材の仕組み
吸音材は、部屋の音の反響を抑えるのに役立ちます。

遮音とは?

遮音とは、音を遮断する機能です。

遮音材は、重くて硬い素材でできています。

音を跳ね返します。

外部から入ってくる音(隣の部屋の騒音)を遮断する効果が高いです。

音を遮断する遮音シートの仕組み
遮音シートは、外からの音を防ぐのに有効です。

DIY防音壁の作り方とおすすめ資材

賃貸でも簡単にできる防音壁のDIY方法を紹介します。

防音パネルを貼る

最も手軽な方法が、防音パネルを貼ることです。

パネルの種類は豊富です。

吸音性と遮音性を併せ持つ商品も多いです。

  • 貼り方
    • 接着剤を使わずに両面テープで貼る
    • 壁紙の上から貼れるタイプを選ぶ
  • おすすめ資材
    • 吸音パネル:高密度のポリエステルやウレタン素材でできています。厚みが10mmから50mm程度のものまであります。
    • 防音マット:床に使うものを壁に貼り付ける方法もあります。
壁に防音パネルを貼り付けている様子
賃貸でも原状回復可能な方法を選びましょう。

吸音材と遮音シートを組み合わせる

吸音効果と遮音効果を高めたい場合は、吸音材と遮音シートを組み合わせる方法がおすすめです。

  • 必要な材料
    • 吸音材(グラスウールやロックウールなど)
    • 遮音シート
    • 木材
    • 両面テープ、タッカー、ビス
  • 手順
    • 木材で下地を作る
    • 下地に遮音シートを貼る
    • 遮音シートの上に吸音材を取り付ける
    • 最後に石膏ボードやパネルで仕上げる
吸音材と遮音シートを組み合わせた防音壁の構造
遮音と吸音を組み合わせることで、より高い防音効果が期待できます。

DIYでの注意点とプロに相談するタイミング

DIYは手軽で費用を抑えられる一方、注意点もあります。

1. 賃貸物件での注意点

  • 壁に穴を開けないこと:石膏ボードにビスを打つ際は、必ず下地の木材に打つように注意してください。
  • 接着剤を使わないこと:壁紙に跡が残ってしまうため、両面テープやマスキングテープなどを使用しましょう。
賃貸で防音DIYをする際の注意点
賃貸でもDIYは可能ですが、原状回復できるように工夫しましょう。

プロに相談するタイミング

DIYでは解決が難しい音の問題もあります。

以下のような場合は、プロに相談することをおすすめします。

  • 工事を伴う本格的な防音対策をしたい場合
  • 音の原因が特定できない場合
  • トラブルに発展する可能性がある場合

防音壁以外でも対策法が知りたい方へ

防音壁のDIYは、賃貸でも簡単にできる有効な騒音対策です。

  • 吸音材
  • 遮音シート

を使うことで、音の問題を軽減することが可能です。

私たちは、東京都内の賃貸物件の管理とリフォームを行う専門会社として、これまで多くの騒音トラブルを解決してきました。

DIYでの対策について、無料相談サービスも行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

防音パネルの種類

防音パネルは、手軽に騒音対策をしたい場合に非常に有効なアイテムです。

その種類や特徴を理解することで、ご自身の悩みに合った最適な商品を選ぶことが可能になります。

吸音性能に優れた防音パネル

吸音パネルは、部屋の音の反響を抑え、音を吸収する効果に優れています。

主に室内で発生する音を軽減したい場合に使用します。

1. ウレタンフォームタイプ

  • 特徴: スポンジ状で柔らかく、加工しやすいのが特徴です。価格も比較的安いため、手軽にDIYで取り付けることが可能です。
  • 用途: 楽器の練習やテレビ音の反響を軽減したい場合におすすめです。

2. ポリエステルタイプ

  • 特徴: 高密度な繊維でできています。吸音効果が非常に高いです。カラーも豊富です。インテリアに合わせて選ぶことができます。
  • 用途: リビングや寝室の話し声の反響を抑えたい場合、高い性能を求める場合におすすめです。

遮音性能に優れた防音パネル

遮音パネルは、音を遮断し、外からの音や隣の部屋への音漏れを防ぐ効果に優れています。

1. 石膏ボードタイプ

  • 特徴: 石膏ボードと遮音シートが一体化したタイプです。重くて硬いため、音をしっかりと遮断します。
  • 用途: 隣の部屋からの騒音を防ぎたい場合や、より本格的な防音対策をしたい場合におすすめです。施工には専門的な知識や工具が必要な場合が多いです。

2. 遮音シートタイプ

  • 特徴: ビニールやゴムなどの素材でできています。壁に貼り付けることで音を遮断します。比較的薄いため、場所をとらないのが特徴です。
  • 用途: 吸音材と組み合わせて使うことで、より高い防音効果を得られます。窓やドア周りの隙間対策にも有効です。

防音パネルの選び方:悩み別早見表

防音パネルを選ぶ際は、ご自身の騒音の原因と、どの程度の効果を求めるかを明確にすることが大切です。

悩み原因の音の種類おすすめのパネルの種類特におすすめのタイプ
隣の部屋の話し声がうるさい外から入る空気伝播音遮音パネル石膏ボードタイプ<br>(遮音シートと組み合わせて使用)
家でテレビや楽器の音が気になる室内で発生する空気伝播音吸音パネルウレタンフォームタイプ<br>ポリエステルタイプ
子どもの声やペットの鳴き声室内で発生する空気伝播音吸音パネル + 遮音パネル吸音パネルで音を吸収し、遮音パネルで音を外に漏らさない工夫が有効
マンションの階下への音漏れ床から伝わる固体伝播音防音パネル(床用)防音マットや防音カーペット
(床専用の製品を選ぶ)

悩み別の選び方を詳しく解説

外部からの騒音を防ぎたい場合

  • 隣の部屋の話し声
  • 外の車の音

これらが気になる場合は、遮音パネルが最も効果的です。

遮音パネルは、音を跳ね返す機能に優れているため、外からの音を部屋に入れない効果が高いです。

室内からの音漏れを防ぎたい場合

ご自身の部屋で発生する音(テレビ、楽器、話し声など)が外に漏れるのを防ぎたい場合は、吸音パネルがおすすめです。

吸音パネルは、音を吸収して反響を抑えます。

部屋の中の音がこもるのを防ぎます。

よりクリアな音響環境を作る効果も期待できます。

床から階下へ伝わる音を防ぎたい場合

階下への騒音対策には、壁の防音ではなく、床の防音を行う必要があります。

この場合は、防音マットや防音カーペットといった床専用の製品を使用しましょう。

これらの商品は、重量衝撃音や軽量衝撃音を軽減する機能に優れています。

ご自身の悩みに合わせて適切な防音パネルを選ぶことで、より高い効果を得ることができます。

商品選びに迷ったら、専門の業者に相談してみるのも良い方法です。

防音壁以外の選択肢【自分で簡単にできる】

騒音対策は、壁だけではありません。

部屋全体の音響環境を整えることで、より効果的に騒音を軽減できる場合があります。

防音壁以外の有効な対策をいくつかご紹介します。

窓やドアの対策

騒音は、窓やドアの隙間からも侵入したり、漏れたりします。

防音カーテンを設置する

厚手で重さのある防音カーテンは、窓からの音の出入りを軽減するのに役立ちます。

特に、話し声やテレビの音といった空気伝播音に効果的です。

遮光や断熱の機能も兼ね備えているものが多いため、快適な室内環境づくりにも繋がります。

隙間テープを活用する

ドアや窓のサッシに隙間がある場合、そこから音が漏れてしまいます。

ホームセンターなどで手に入る隙間テープを貼るだけで、簡単に音の出入りを軽減できます。

床の対策

階下への騒音対策として、防音も非常に重要です。

防音マットや防音カーペットを敷く

床に防音マットや防音カーペットを敷くことは、簡単で効果的な対策です。

特に、子どもの足音や物を落とした音といった衝撃音を吸収する機能に優れています。

最近はデザイン性に優れた商品も多く販売されています。

ジョイントマットを活用する

子どもが遊ぶスペースには、クッション性のあるジョイントマットがおすすめです。

衝撃を吸収してくれるため、階下への騒音を軽減できるだけでなく、子どもが転んだ際の怪我を防止する効果も期待できます。

家具やレイアウトの工夫

今ある家具を活かすことでも、軽減可能です。

壁際に家具を配置する

騒音源となっている壁側に本棚やタンス、クローゼットなどを配置することで、簡易的な防音壁としての役割を果たしてくれます。

音を遮断する効果があるため、音が伝わりにくくなります。

レイアウトを見直す

ピアノやテレビなどの音の出る物は、隣の部屋と接する壁から離して配置しましょう。

また、音がこもりやすい部屋の角には、観葉植物を置くことで、音の反響を和らげる効果があります。

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